八重歯は、日本人によく見られる症状で、少し前までは口元のチャームポイントのひとつとして捉えられていました。現在でもネガティブな印象を持たれているわけではありませんが、歯並びの乱れであることに間違いありません。
そもそも八重歯は、叢生(そうせい)という診断名がつくのです。今回はそんな八重歯をマウスピース矯正のインビザラインで治せるかどうかについて、江南市小郷町のグリーンデンタル夫馬が詳しく解説をします。
目次
▼八重歯ってどんな歯並び?
はじめに、八重歯の基本事項を確認しておきましょう。
八重歯というのは、上の犬歯(前から3番目の歯)が歯列の外側に飛び出している歯並びで、厳密には「上顎犬歯の低位唇側転位」と表現します。
上述した通り八重歯は歯並びの乱れのひとつであり、デメリットも存在していることを認識しておく必要があります。日本ではチャームポイントとして可愛いと捉えられることもありますが、八重歯のデメリットやリスクが広く知られるようになり、矯正治療で治したいという方が多くなっています。
▼八重歯にはどんなデメリットがあるの?
八重歯には、以下に挙げる5つのデメリットを伴うため、歯列矯正で改善するのが望ましいでしょう。
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見た目があまり良くない
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歯みがきしにくい
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口臭、むし歯、歯周病のリスクが高い
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咀嚼能率が悪い
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他の歯に大きな負担がかかる
おそらくこのコラムを読んでいる方は、八重歯の見た目に関して気になる点があると思います。八重歯は、デコボコの歯並びなので、歯ブラシでブラッシングしにくいことから、汚れがたまって口臭、むし歯、歯周病のリスクが高くなります。
さらには、八重歯が噛み合わせに参加することはほとんどないため、咀嚼能率が低下したり、周りの歯に大きな負担がかかったりするなどのデメリットを伴うのです。
▼八重歯はマウスピース矯正(インビザライン)で治療できます
八重歯の治療で受診される方の多くは、目立たないという点からマウスピース矯正(インビザライン)を希望されるかたが多くいらっしゃいます。高い技術を取り入れたインビザラインは、歯並びを比較的快適に治すことができるため、患者様の人気も年々高まっています。
どのような医療もそうですが、技術が進歩するにつれて治療に伴う痛みや不快感、ストレスなどが軽減されていくものです。
インビザラインは数あるマウスピース矯正の中でも歴史が長く、治療システムも発達していることから、八重歯にも適応可能なケースが多くなっています。ただし、すべての八重歯の症例をマウスピース矯正のインビザラインで治せるわけではありませんので、その点はご注意ください。
◎インビザラインで治すのが難しい八重歯とは?
マウスピース矯正のインビザラインでも治しにくい八重歯は、重度の症例です。
骨格的な異常が原因であったり、たくさんの抜歯を行って歯を大きく動かさなければならなくなったりする症例では、マウスピース矯正のインビザライン単独で治すのはなかなか難しいです。
そうしたケースは外科矯正やワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用する方法も考えられます。とはいえ実際にあなたの八重歯がインビザラインで治せるかどうかは、精密検査を行ってみなければわかりませんので、まずはお気軽に当院までご相談ください。
▼八重歯をインビザラインで治療する
八重歯をマウスピース矯正で治すメリットとしては、以下の7つが挙げられます。
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矯正装置が透明で目立ちにくい
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食事と歯みがきをいつも通りに行える
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矯正に伴う痛みやストレスが少ない
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通院頻度が低い(2ヶ月に1回程度)
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矯正のシミュレーションを行える
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金属アレルギーのリスクがない
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矯正中にホワイトニングもできる(※対応していない医院もあります)
▼まとめ
今回は、八重歯をマウスピース矯正(インビザライン)で治療する方法について、江南市小郷町のグリーンデンタル夫馬が解説しました。
軽度から中等度の八重歯であれば、マウスピース矯正のインビザラインで治せるケースが多いです。重度の八重歯の場合は、外科矯正やワイヤー矯正を優先的に検討しなければならないかもしれません。
いずれにしても八重歯の症状をマウスピース矯正で治したいと考えている方は、気軽に当院までご相談ください。マウスピース矯正の疑問や質問にもわかりやすくお答えします。