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お子様の睡眠時無呼吸症候群について

子どもの睡眠時無呼吸症候群も問題に
なっています

睡眠呼吸障害の国際分類(ICSD-3)において、子どもの場合、睡眠検査で1時間あたり1回でも無呼吸や低呼吸の状態(いびきがこの可能性があります)があれば睡眠時無呼吸症候群であると定められているほど、成人よりも厳しい判断になります。
なぜなのか?それは、子どもの成長において一番大事な時が寝ている時間だからです。

睡眠時の深い眠りの時に成長ホルモンが多く分泌され、体が徐々に成長していきます。睡眠時に無呼吸の状態があると深い睡眠になれず、成長ホルモンが十分に分泌できなくなるのです。さらに、小児初期の頃は特に脳や神経、頭部の成長のピークがあります。
その時期に睡眠時無呼吸症候群があると、脳の成長や頭の成長に大きく影響するのです。
数々の論文で、睡眠時無呼吸症候群の学力・集中力などへの影響が報告され、発達障害との関連、そして歯ならび(不正咬合)との関連も指摘されています。

小児科・耳鼻咽喉科と連携した
治療を行っています

当院では、近隣の小児科や耳鼻咽喉科と連携し、小児の睡眠時無呼吸症候群の治療にも取り組んでいます。扁桃腺が大きい、アレルギーで鼻が詰まりやすい、いびきをかく、うつ伏せ寝が多いなどの症状がある方は要注意です。

睡眠時無呼吸症候群と噛み合わせについて

いびきやうつ伏せ寝などの症状があるお子様の多くが歯ならびが悪いことが多いです。
現在、お子様の4人に3人が歯ならびに問題を感じると言われておりますが、実はその原因が睡眠時無呼吸症候群である可能性があり、歯ならびが悪いのはその結果である可能性が高いのです。
歯科矯正治療終了時に後戻り(また歯がガタガタに戻ること)が起きるのは、この原因の除去ができていないからだとも言われています。
当院では、ただ歯ならびを治すだけではお子様の健康に寄与できないと感じ、小児科や耳鼻咽喉科と連携して歯ならびの治療にあたっています。
成人の場合は睡眠時無呼吸症候群の根本治療は難しいのが現状ですが、小児期であれば歯ならびを治しながら睡眠時無呼吸症候群の根本治療ができると世界の睡眠医学の権威がその可能性に期待しています。
ご相談だけでも構いませんのでお気軽にご相談ください。